うちの二匹のにゃんことママAとママBと。ちなみにママふたりはカップルです。

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気仙沼『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』レポ 最終回。

「気仙沼『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』レポ その一。」はこちら
「気仙沼『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』レポ その二。」はこちら
「気仙沼『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』レポ その三。」はこちら


「最終回」は“最終日の作業開始~終了まで”です。


4/29~5/5の日程で行われた『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』もいよいよ最終日。

前日までに三面の田んぼの『地雷撤去』が完了したため、
この日の作業は『田んぼのあぜ道作りと水路整備班』と
四面目の田んぼの1/3をビオトープ用にするための『地雷撤去班』の二手に分かれます。

連休も終わりに近づいてきたため、この日の作業は
ちょっぴり少ない16人でスタート。

前日のぽかぽか陽気から一転して、最終日は
長袖シャツにパーカーを着てもまだ肌寒いくらいの気温です。
三寒四温という言葉が頭をよぎります。


『田んぼのあぜ道作りと水路整備班』は、かなりの力仕事。

田んぼの表面の土をスコップですくって畦を作り、踏み固めて道を作っていきます。
そして、要所要所にコンクリート板とU字ブロックで水路を整備します。

田んぼがだんだん田んぼらしい姿になってきました!

わたしたちも休憩時間中にあぜ道の踏み堅めのお手伝い。

踊っているのではありません(笑)

踊っているのでも、トイレに行きたいのを我慢しているのでもありません(笑)
この作業をきちんとしておかないと、
田んぼに水を張ったときに畦が決壊して
まわりに水が溢れてしまうので、ここはしっかりと。

前日までの作業で、かなり丁寧に『地雷撤去』をしたはずなんですが
それでもスコップで地面を掘るたびにまだまだ出てくるガラスや石ころ。
自然は手強いですね。
でも、地道な作業の積み重ねで、ここまできたふゆみずたんぼ。


しかし、ちょっとまわりを見渡してみると・・・

塩水に浸かったままの田んぼ・・・。

真ん中あたりに見える漂着した車の後ろにあるのは、池ではありません。
田んぼに塩水が溜まったままになっているんです。

このような景色がずっと拡がっています。

大谷地区だけ、気仙沼だけではないでしょう。
きっと、どこも同じような感じなのではないでしょうか。


小野寺さんに、これらの田んぼがこれからどうなるのか聞いてみました。

農地としてはもう使われないかもしれない
田んぼを放棄する人の方が多いんじゃないか

そう言っていました。


農業や漁業など、第一次産業に携わる人たちの高齢化が言われて久しいなか、
この惨状を目の前にしたら、それもやむを得ないのかもしれません。

でも、近くの田んぼで、一人黙々と鍬をふるうおじいさんがいました。

自身も農作業の帰りとおぼしいおじさんに
ふゆみずたんぼの作業を指して、何やってるの?と聞かれたこともありました。
作業の内容を説明したら、興味ありそうな感じで「ふぅ~ん」との答え。

結局、やっぱり最後は「ひとの力」なんですよね。
ふゆみずたんぼの作業に関わって、そのことを思い知らされました。


そんなことを思っているうちに、着々と形になっていくふゆみずたんぼ。

ここは、じつは棚田になっているんですね。

水路から一ヶ所水を引き入れるだけで、それが三面の田んぼを満たし、
隣の四面目のビオトープをも潤します。
なんて無駄がなく、そして美しいシステム!
棚田というものを考えた先人の知恵には敬服するばかりです。


さてさて、わたしたち女性チームはビオトープ用のエリアの『地雷撤去』作業です。

ここは初日に大まかな瓦礫を片付けただけということもあり、
本当に多くの瓦礫や異物が埋まっていました。

特に、ガラスの多いこと!!
掘っても掘ってもガラスが出てきます。
危険なので、気をつけながら、慎重に、でも、取り残しのないように除去していきます。

田んぼのはずなのに、まるで汐干狩をしているかのようなサラサラな砂地。
津波がどれだけ多くのものを運んできたのか、考えさせられます。

田んぼに埋まっていた瓦礫の一部。
ナマケモノ倶楽部のブログから写真をお借りしました


これらは、出てきた瓦礫の、ほんの一部です。

あっという間にバケツがこういった瓦礫でいっぱいになってしまうので
そうしたら少し離れた「瓦礫置き場」にまで捨てに行きます。

現在は瓦礫置き場ですが・・・。

「瓦礫置き場」と言っても、元は地域の福祉の拠点だったところ。
現在は完全に破壊され、その機能は失われています。

田んぼや、このセンターにうずたかく積まれた瓦礫や、
漂着した車や家屋がすべて撤去され
ここが再び福祉の拠点として稼働するのは、いつ頃でしょうか。

すごく先のこと?
それとも、案外近い将来?

もしかしたら、案外近い将来かもしれません。


そのことを思ったのは、大谷で出会った子どもたちが
とにかくみんなはつらつとして、礼儀正しく、素晴らしかったから。

テニス部のみんな。
わたしたちが作業の途中ですれ違うと口々に
「こんにちは!」
「ありがとうございます!」
と笑顔で言ってくれました。

ふゆみずたんぼを手伝ってくれた、たくさんの地元の子どもたち。
年上の子が、自然に年下の子を気遣っていて
見ていて、ああ、いいなぁ、と思いました。

読売新聞社主催の「地球にやさしい作文・活動報告コンテスト」
ふゆみずたんぼのことを書き、中学生、高校生を抑え
小学校5年生(当時)にして見事最高の賞「内閣総理大臣賞」を受賞したU君。
作文はこちらから読むことができます。
彼も今回の津波で祖父が行方不明のままです。
そのため、授賞式を辞退したと聞きました。
U君もまた、『地雷撤去』を頑張ってくれました。

こうしたたくさんの子どもたち、そしてその子どもたちを支える地域の大人、
都会ではもうほとんど見られなくなってしまったこうしたつながりが、
こういうときにはやはり“強み”になるのではないかと思います。


そうして時刻は過ぎ、夕方・・・。

整然と並んだ手押し車。美しい!!
ナマケモノ倶楽部のブログから写真をお借りしました


ついに・・・

5/5、作業が終了したあとのふゆみずたんぼ。

三面の田んぼとビオトープの復元作業が終了しました!!


今回、4/29~5/5の期間で延べ77人のボランティアが
『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』に関わったそうです。
子どもたちや学校の先生、大人たちも参加し、
総勢、なんと120名を超える人の手の力によって、ふゆみずたんぼは復元されました。

5/8には田んぼに水が張られ・・・

5/8、ついに水が張られたふゆみずたんぼ。
小野寺さんのブログから写真をお借りしました


あとは6/6の田植えを待つばかりです。

やればできるんですね。
そんな当たり前のことをしみじみと噛みしめてしまいました。


最終日となるこの日は、早めに作業を切り上げ、帰りの支度。

そう、5日の夜行バスで東京に帰らなければなりません。

たった、3日間。
だけど、密度の濃い時間でした。

でも、行ってわかったことも山ほどあります。

わたし一人が、ほんのちょっとだけお手伝いしたからって
そんなの、大きな山の、ほんの裾の裾のほうをちょこっと登ったに過ぎないこと。
でも、その一歩がこれからにつながっていくに違いないこと。

「ありがとう」

今回、たくさん言われました。

でも、わたしの方が逆に「ありがとうございました」という気持ちでいっぱいです。


気仙沼駅の待合室で夜行バスを待っている間
地元のおじさんと話す機会がありました。

「楽しかったか?」

ひととおり話したあと、そう聞かれました。

一瞬、どう答えたらいいんだろう、とオトナの考えがよぎって答えに詰まりました。

でも、バスが出る間際、おじさんにこっそり伝えました。

「本当は『楽しかった』って言ったりとかしたら不謹慎なのかもしれないけど
でも、いろんな人と会えて、話せて、わたしは楽しかったです。
また、ボランティアでも、それから観光でも、友だち連れて来ます」

おじさんは、うん、うん、と聞いてくれました。

これが、わたしの正直な気持ちです。

行ってよかった。
行けてよかった。

そして、また行こう。

ふゆみずたんぼを見に、そして、大谷の海を見に。
お手伝いも、観光もしに。


自分の中で「これからもつながっていたい人と場所」が増えた、貴重な体験でした。
本当に、本当に、どうもありがとうございました!!



これにてひとまず「気仙沼『ふゆみずたんぼ復元プロジェクト』レポ」
を終わります(番外編はあるかも?)。

長文、そして続き物にもかかわらず読んでくださった方に感謝します。




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| 気仙沼“ふゆみずたんぼ” | 23:58 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

みこさんへ

どうもありがとうございます!無事に帰りました^^

作業前の写真からすると、本当に嘘みたいにきれいになりましたよね。
一人ひとりの力は小さくても、集まると大きなパワーになるんだなって
今回改めて思いました!!

広報部役員、すごいです!!
まだ震災からやっと二ヶ月なんですよね。
何かを発信することで少しでも変わることがあるなら
そのことでもお手伝いしたいですよね^^

| ママA・ぐみ | 2011/05/12 10:59 | URL |

遅くなりましたが…お帰りなさい!

作業前、作業後の写真をみて涙があふれました…
ヒトの力って本当に凄いなってv-353

大震災が風化されないように…発信していくのも支援に繋がると思います。
小学校の広報部役員になったから、震災についての記事も書いてみたいな~と思ってますv-217

| みこ | 2011/05/12 01:50 | URL | ≫ EDIT

spiちゃんへ

読んでくれてどうもありがとう!!

正直、けっこう重い内容も含まれてるし、長文だし、
いつもはおちゃらけた猫ブログだし(笑)で
ここに書くことにはちょっと躊躇もあったんだ。
でも、書いてよかったです。

> 実は私の職場に、警戒区域から避難されてきた方を受け入れています。

そうだったのかぁ・・・。

みんな、「ヒトゴト」じゃないんだよね。
こうやって、どこかでつながっている。
そして、今日もたくさんのところでたくさんの人が頑張っている。
そのことに思いを馳せるだけでも、
ちょっといままでと違ってくる、と思うのです。

あ、わたしもすぐに泣いちゃうよ~。弱虫だよ~(笑)
今回だって出世払い(笑)のおかげで行けたへなちょこだし。
ほんとほんと、まわりの人に恵まれてるとつくづく感謝。

わたしが好きで、いつも読んでる猫ブログに
「被災地を買い物で応援しよう!」っていうまとめがあって↓↓
http://sueko4.blog79.fc2.com/blog-entry-1836.html
こういうことを地道に続けることも大事だな、って思ったんだ。
これだったらいつもの暮らしの中で続けられるしね(o^-')b

ジジのブログも待っててね~♪
いろいろ写真が増えたのだ・・・ふふふ。

| ママA・ぐみ | 2011/05/11 10:04 | URL |

おつかれさまとありがとう。

その一から、読んでました。
その一で、泣きました。
その後、穏やかな気持ちで読み進んだのですが
ラストで、またうるうると。

淡々と、優しい言葉で、ものすごく大変な作業について教えてくれて、ありがとう。
取り組まなければいけないことは、「ふゆみずたんぼ」だけではないのは紛れもない事実で…でも、それでも「ふゆみずたんぼ」を地道な「人間の」作業で蘇らせるための努力…本当に感動しました。

実は私の職場に、警戒区域から避難されてきた方を受け入れています。
その方の悲しみを想像するだけで、気が遠くなる現在。


ぐみちゃんのレポートに限らず、新聞の記事を読むだけで泣いてしまう弱い私だけど(ほんとに弱い!笑)、でも、私が今できること、を一生懸命考えてやっていこうと思います。

本当にお疲れさまでした!
そして、ありがとう!


…ジジちゃんの愛らしい日記も、待ってるよ~。えへ。

| spica | 2011/05/11 00:46 | URL |















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